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新恩

しんおん
名詞
1
標準
文例 · 用例
その後別の奉公の品もなきに、二百五十石新恩を拝領せしは、寛文中の事とあり。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
そこへ持って来て多分の新恩・加恩の地ができたのであるから、親は良い気になって総領に対する遠慮もいらず、可愛い末子に思いのままの新宅を持たせることができた。
柳田國男 名字の話 青空文庫
たとえば下野の宇都宮家が豊前の城井に新恩の地を貰って行けば城井氏となり、さらにこの家から肥後の内古閑に移住して行けば、内古閑氏となった類である。
柳田國男 名字の話 青空文庫
自分等はその起原を平家の滅亡、承久の乱等に伴なう多くの大名の没落が、鎌倉方の武家に多分の新恩を加給した時代に初まっていると思う。
柳田国男 家の話 青空文庫
もっとも、ひろい武士層の動揺を察して、旧領|安堵、新恩の所領、動かすべからず、などと既得権への保障も同時にうたっていたが、どう言いまわしても、思いきった重税の断であるに変りはなかった。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫