打っ掛ける
ぶっかける
動詞
標準
文例 · 用例
その調子だから、ソースビンをひッたくッてソースをぶッかけるかと思ったら、ソースをテイネイに隅の戸ダナへしまってきて、水をぶッかけたから感心したのさ。
— 人生オペラ 第二回 『吝嗇神の宿』 青空文庫
大急ぎでバケツの水をもってきて、ぶッかける。
— 人生オペラ 第二回 『吝嗇神の宿』 青空文庫
今ごろ盗まれていはしまいか」 中平はキチガイが彼の顔にぶッかける水のことなぞは忘れてしまった。
— 坂口安吾 『保久呂天皇』 青空文庫
」「一度にそうは飲めませんが、飲みたくなけりゃそのへんへぶッかけるだけのことですよ」「そして裂き殺した蛇を天井に吊るしたのね」「そうですよ」「お前がしたと同じことをしてちょうだい。
— 坂口安吾 『夜長姫と耳男』 青空文庫
飛んだご挨拶ですね、都頭さん」「そうよ、折角、あったかい酒を飲ませておいて、氷をぶッかけるような話だが、関り合いじゃ仕方もあるめえ。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
このおたんちんめ」 李逵は杯の酒を、板前の顔へぶッかけると、もう突っ立ちあがって、「おれが行って二、三|尾もらって来ら!
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
大人たちが、防衛のため、大喝したり、水でもぶッかけると、むしろ彼らは本懐な気分にでもなるのか、一そう狂舞の図を描いて、天知る地知る天狗知る魔界|外道は火のくるしみ水くれ 水くれ水をくれーいッ と、絶叫をくりかえし、その果て、わアッと囃して逃げ出すのである。
— 婆娑羅帖 『私本太平記』 青空文庫