噛んで含める
かんでふくめる
表現動詞-一段
標準
to explain carefully and slowly
文例 · 用例
しかしこういう心になるまでには、私を教えるために、毎日、毎晩、見る者、聞くものについて、母様がどんなに苦労をなすって、丁寧に深切に、飽かないで、熱心に、懇に噛んで含めるようになすったかも知れはしない。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
」と蝶吉の項を抱いて口移しに噛んで含めるように、自分の赤心を語るため、今まで久しい間、時に触れ、折に当って、動かされた、至憐至愛の情の切なるを、ここに打明けて語ったのである。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
人間と云うものの総ての上について噛んで含める様に教えた様であった。
— 伊藤左千夫 『正岡子規君』 青空文庫
噛んで含めるやうに、色々の方面から、解いてきかしても、どうしても理解しない場合、これは彼女達ばかりとはいへまい、男達の場合にも『不意に襲ふもの』があれば、いつぺんに何もかも判つてしまふものらしい。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
この際是非立ち退いてくれ」 と、噛んで含めるように腰弁から説明を受けながら、チュウとも云い得ず首をちぢめている。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
おまえさんがこの上無理に刺青をすれば、どうしても死ぬに決まっているが、それでも構わずに遣る気か、どうだと云って、噛んで含めるように意見をすると、当人ももう大抵覚悟をしていたとみえて、今度はあまり強情を張りませんでした。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
しかも、ゆっくり言えばわからないはずはないとでも思ってるらしく、一語々々はっきり句切って噛んで含めるように言うんだが、早く言ったって遅くいったって、知らない言葉は解りっこない。
— 白夜幻想曲 『踊る地平線』 青空文庫
」と、千代松は低い聲をして噛んで含めるやうに言つた。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫
作例 · 標準
新入社員にシステムの操作方法を、噛んで含めるように教えてあげた。
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父は子供にもわかるように、歴史の複雑な出来事を噛んで含めるように説明してくれた。
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彼女は英語が苦手な私に、ゆっくりと噛んで含めるように発音を指導してくれた。
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