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とかす

とかす
動詞
1
標準
文例 · 用例
陽といつても、まるで硅石か何かのやうで、非常な個体の粉末のやうで、さればこそ、さらさらとかすかな音を立ててもゐるのでした。
亡き児文也の霊に捧ぐ 在りし日の歌 青空文庫
つまり思念だけでは足りない、思念と物質とが一緒になつて働いてゐるところとか、その結果を見覚えるとかすることが勘甚なのである。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
そのためには、いきなり口説くとか、手を握るとか、尻を撫でるとかする代りに、目標を決めた女の前で、自己紹介をやらなければならない、という面倒な手続が必要だった。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
とかすれたる声もて呻き念じ、辛じて堪え忍ぶ有様に御座候。
太宰治 花吹雪 青空文庫
それで自分も文壇生活というか、小説を書いて或いは生活が出来るのではないかしらとかすかな希望をもつようになりました。
太宰治 わが半生を語る 青空文庫
みんなぼっとかすんで。
太宰治 秋風記 青空文庫
とかすれた声で、へんな事を言い出した。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
とかすれた声で言ってはみたが、蕾は、ふんと笑って、「お酒でもうんと飲んで騒ぎましょうか。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫