角地
かどち
名詞
標準
corner lot
文例 · 用例
問題に触れるのは、お桂ちゃんの母親で、もう一昨年頃|故人の数に入ったが、照降町の背負商いから、やがて宗右衛門町の角地面に問屋となるまで、その大島屋の身代八分は、その人の働きだったと言う。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
高木ぎんの地所は本やや広い角地面であったのを、角だけ先ず売ったので、跡は崖に面した小家のある方から、団子坂上の街に面した方へ鉤形に残っている。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
兎に角地中海の波に全く沈没してゐるわけでもないことが分かつたからですね。
— DAT FLEESCH 『尼』 青空文庫
昔の煉瓦建てをそのまま改造したと思われる漆喰塗りの頑丈な、角地面の一構えに来て、煌々と明るい入り口の前に車夫が梶棒を降ろすと、そこにはもう二三人の女の人たちが走り出て待ち構えていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
豆腐屋の誰がどうしてゐるとか、※の金の金」に傍点]がまだ生きてゐるだらうかとか、角地の娘が婿をとつたとか、石屋の旦那が樺太へ行つてるとか……そんなことが、ボツ/\、切れさうになつたり、途切れてから續いたり、そしてそれに結びつけて、昔の自分達のことを、ゆつくりした調子で話した。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
日輪寺は今の淺草公園の活動寫眞館の西で、昔は東南共に街に面した角地面であつた。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
」 母は、土一升金一升のまんなかで、しかもめぬきの土地の角地面の地主さんになれなかった怨みを時たまこぼす。
— 長谷川時雨 『牢屋の原』 青空文庫
眼と嘴と額との国境のような凹んだ三角地帯に、剛い毛に半ば埋れるように鼻孔がこの辺のこなしを引締めている。
— 高村光太郎 『木彫ウソを作った時』 青空文庫
作例 · 標準
角地は二つの道路に面しているから、防犯の面でも日当たりの面でもメリットが多い。
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この角地にカフェをオープンすれば、視認性が高いからかなりの集客が見込めるだろう。
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土地を探しているんだけど、角地は坪単価が少し高いのが予算的に悩みどころだね。
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