独乙
どくおつ
名詞
標準
文例 · 用例
日本が好きで遥々独乙から、やつて来てペン画を描いてる、フリードリッヒ・グライルといふのがやつて来たからだ。
— 中原中也 『散歩生活』 青空文庫
そして大学に再び這入らうとした時或独乙人が君は独乙語が達者なんだから日本の大学なんかに行かないで金を作つて留学でもしろと説かれて父は大学を思ひ止まつたのだつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
英語はもとより、仏蘭西をどうの、独乙をこうの、伊太利語、……希臘拉甸……」―― と云って、にっこり笑ったそうである。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
) 園丁がこてをさげて青い上着の袖で額の汗を拭きながら向うの黒い独乙唐檜の茂みの中から出て来ます。
— 宮沢賢治 『チュウリップの幻術』 青空文庫
」 青い上着の園丁は独乙唐檜の茂みをくぐって消えて行き、それからぽっと陽も消えました。
— 宮沢賢治 『チュウリップの幻術』 青空文庫
僕実は望遠鏡を独乙のツァイスに注文してあるんです。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
「えゝ、よけいもありませんがまあ日本語と英語と独乙語のなら大抵ありますね。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
さあ、日本語だろうか伊太利亜語だろうか独乙語だろうか英語だろうか。
— 宮沢賢治 『フランドン農学校の豚』 青空文庫