殿原
とのばら
名詞
標準
the nobility
文例 · 用例
雑煮の膳には榧実、勝栗、小殿原を盛合わせた土器の皿をつけるという旧い習慣を近年まで守って来た。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
小殿原はためしにしゃぶってみたことがあり、勝栗もかじってみたことがあるが榧の実ばかりは五十年間ただ眺めて来ただけである。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
母が亡くなってから、いつとはなしに榧、勝栗、小殿原が正月の食卓の上に現われなくなった。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
平家の公達や殿原は其当時に於る最高等の文明人種であったのだ。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
をかし、此のあたりに住ふなる橙の長者、吉例よろ昆布の狩衣に、小殿原の太刀を佩反らし、七草の里に若菜摘むとて、讓葉に乘つたるが、郎等勝栗を呼んで曰く、あれに袖形の浦の渚に、紫の女性は誰そ。
— 泉鏡花 『月令十二態』 青空文庫
はからずもこの満月に狃染んでからというもの、曲りかけている腰を無理に引伸ばし、薄い白髪鬢を墨に染め、可笑しい程派手な衣裳好みをして、若殿原に先をかけられまいという心遣いや金づかいに糸目を附けず。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
どれも之も及第しさうもない若殿原だ。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
斯様な若殿原に茶にされて堪るもんかい。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
作例 · 標準
武芸に秀でた殿原たちが、腕を競い合うために集結した。
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殿原たちの勇ましい姿は、見守る人々を大いに鼓舞した。
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若き殿原は、国のために骨を折る覚悟を語った。
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標準
man
作例 · 標準
「そこな殿原、少々道を尋ねたいのだが、よろしいか」
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血気盛んな殿原たちが、酒を酌み交わしながら議論を戦わせている。
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町を歩く殿原の視線を一身に集めるほど、彼女は美しかった。
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ウィキペディア
殿原(とのばら)とは、中世における侍身分を示す呼び方の1つ。
出典: 殿原 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0