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温む

ぬるむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞
1
標準
to become lukewarm
文例 · 用例
その時折は坐つて古きを温むるわたくしであつた。
北原白秋 白南風 青空文庫
行いて裏の丘に例のごとく酒を温む
北原白秋 風隠集 青空文庫
雄鶏は外に出でゝ食をもとめ、雌鶏は巣に留りて雛を温む
北村透谷 「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ 青空文庫
又一方では通例「地理」の部にはいつて居るものゝうちでも雪解とか、水温むとか、凍てるとか、水涸るとかいふのは當然氣象であり、汐干や初汐などは考へ方によつては寧ろ天文だとも云はゞ云はれなくはない。
寺田寅彦 天文と俳句 青空文庫
冬の夕暮、鍛冶の火高く燃えて、道ゆく百姓の立ち倚りて手を温むるとき、我は家の窓に坐して、これを見つゝ、時の過ぐるを知らず。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
澄みとほつた水はゆたかに温むで、蹠に感じる岩肌が温泉の底のやうであつた。
牧野信一 城ヶ島の春 青空文庫
第七章 茫々たる世間に放れて、蚤く骨肉の親むべき無く、況や愛情の温むるに会はざりし貫一が身は、一鳥も過ぎざる枯野の広きに塊然として横はる石の如きものなるべし。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
彼はここに於いて曩に半箇の骨肉の親むべきなく、一点の愛情の温むるに会はざりし凄寥を感ずるのみにて止らず、失望を添へ、恨を累ねて、かの塊然たる野末の石は、霜置く上に凩の吹誘ひて、皮肉を穿ち来る人生の酸味の到頭骨に徹する一種の痛苦を悩みて已まざるなりき。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
作例 · 標準
お風呂のお湯がだんだん温んで、ちょうどいい湯加減になった。
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出したばかりのお茶も、しばらくするとすっかり温んでしまった。
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長年続いた二人の関係も、いつの間にか熱が冷めて温んでしまったようだ。
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