砂中
さちゅう
名詞
標準
文例 · 用例
そはあたかも砂中に真珠を拾うが如くである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
生きるとは、再の我に帰るの意にして、再の我に帰るとは、願にもあらず、望にもあらず、気高き信者の見たる明白なる事実なれば、聖徒イノセントの墓地に横はるは猶埃及の砂中に埋まるが如し。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
生きるとは、再の我に帰るの意にして、再の我に帰るとは、願いにもあらず、望みにもあらず、気高き信者の見たるあからさまなる事実なれば、聖徒イノセントの墓地に横たわるは、なおエジプトの砂中にうずまるがごとし。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
本邦では十八年前予英国より帰著の翌朝、泉州谷川で初めて見出し、爾後紀州諸郡殊に温かな海浜の砂中に多く、従来西人の記載に随えば少なくとも三種は日本にありと知ったが、自分永年の観察を以てすればこの三種は確乎たる別種でなく、どうもポリサックム・ピソカルピウムてふ一種の三態たるに過ぎぬごとし。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
上ってみると、なるほど砂中からニュウと出ている銀色の板――。
— 海野十三 『月世界探険記』 青空文庫
一行は非常な興味をもって、これを砂中から掘りだしてみた。
— 海野十三 『月世界探険記』 青空文庫
巨財を砂中に埋ずむべからず。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
併し黄金は砂中に在つて人間の手に触れない方が黄金の質を汚さないで好い。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫