切り抜く
きりぬく
動詞-五段-カ行動詞-他動詞
標準
to cut out
文例 · 用例
我が書きたるものに振仮名を附くる事と、日毎の新聞より『閑天地』切り抜くを勤めなりけるその人も、亦今我と共にこゝにあり。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
その間壮士らの宿料をば、無理算段して埋め合せ、辛うじて無銭宿泊の難を免れたれども、さて今後幾日を経ば調金の見込み立つべきや否や、将た如何にしてその間を切り抜くべきや。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
またたとい犯人が、叔父さんのうちのものであっても、叔父さんが真っ先に読む新聞を切り抜くはずはない。
— 小酒井不木 『紅色ダイヤ』 青空文庫
あくまでいないとしらを切り抜くのだ。
— 宮本百合子 『田舎風なヒューモレスク』 青空文庫
私は画用紙へその大蜘蛛の姿を墨で描いて、鋏で切り抜くのであった。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
色つやのいい唇をキット引しめ、気をつけてカール・リープクネヒトの秀でた額際をきりぬくと、ペーチャは、二つつづきの指導者たちの像を、ちょっと顔から遠くへはなして眺めた。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫