弥勒仏
みろくぶつ
名詞
標準
Maitreya (Bodhisattva)
文例 · 用例
道二つに岐れて左の方に入れば、頻都廬、賽河原、地蔵尊、見る目、利天などいうあり、天人石あり、弥勒仏あり。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
その功徳で百年ごとに一年ずつ命が増す、人寿八万四千歳に上りそれより八万歳を減ずる時賢劫の第五仏|弥勒仏が出る。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
その時弥勒仏生まれて成道し、件の聖王その悴九百九十九人と弟子となって出家し一子のみ出家せずに王位を嗣ぐ。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
さて仏間に入りて人を遠ざけ、本尊|弥勒仏の体中より彼の絵巻物を取り出し、畏敬礼拝を遂げつゝ披見するに、美人の五体の壊乱、膿滌せる様、只管に寒毛樹立するばかりなり。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
これもその一つで、五十六億万年とは弥勒仏出現の日で、その日が来ればまた逢へるかも知れないからそれまでは待てといつて鐘が鳴り止んだ。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
俺は弥勒仏の産れ変わりだと称して愚夫愚婦をまどわしたそうであります。
— 国枝史郎 『雑草一束』 青空文庫
浄瑠璃寺の弥勒仏そっくりの顔をした由さんという六十ばかりになる常傭の植木屋と、仲間の六さんというのが、月に三度、庭を掃除しにくる。
— 久生十蘭 『春の山』 青空文庫
それじゃア濡れ鼠どころじゃない、まるで、濡れ仏だ」 和泉屋が言うと、日進堂も腹をかかえながら、「濡れ仏、とは、うまいことを言ったもんだ……額からしずくをたらしながら、そうして目玉をむいて突っ立っているところなんざ、牛込|浄源寺の弥勒仏そっくり。
— 蕃拉布 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
東大寺には、かつて弥勒仏の巨大な像があったと伝えられている。
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弥勒仏の慈悲深い表情は、多くの人々を惹きつけてやまない。
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彼は弥勒仏の教えを学ぶために、遠い寺まで旅をした。
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