高射
こうしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
高射砲など常識で考えても到底頼みになりそうもない品物である。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
警報くらゐでは立ち上らぬのだが、高射砲が鳴り出すと、仕事をやめて、五歳の女の子に防空頭巾をかぶせ、これを抱きかかへて防空壕にはひる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」 半分かしげた首で、すぐうなずいたが、急にぱっと眼を輝かせると、「あッ、高射砲陣地、想い出しましたわ。
— 織田作之助 『昨日・今日・明日』 青空文庫
実は水谷|丹下高射の子で、小字を舜三と云つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
五分刈頭のわたしは、夜になると、街の被服商で購つて来た海兵用の白の作業服を着て、一服喫すといふ場合には、徐ろに胸のポケツトから、先頃「しぐれ」進水式の折に拝領した銀製のシガレツト・ケースを取り出し、高射砲型のライターからパチンと火をつけた。
— 牧野信一 『緑の軍港』 青空文庫
高射砲が鳴り出した。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
五分刈頭のわたしは、夜になると、街の被服商で購つて來た海兵用の白の作業服を着て、一服喫すといふ場合には、徐ろに胸のポケツトから、先頃「しぐれ」進水式の折に拜領した銀製のシガレツト・ケースを取り出し、高射砲型のライターからパチンと火をつけた。
— 牧野信一 『緑の軍港』 青空文庫
またどうも高射砲等の防空兵器が不充分ではないか。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫