四の五の
しのごの
表現副詞
標準
(complaining about) this and that
文例 · 用例
」「四の五の無いで、ただ一言、(お孝に切れる。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
小芳さんも、傍で聞く俺が極りの悪いほど、お前の心を取次いでくれたけれど、――四の五の云うな、一も二もない――俺を棄てるか、婦を棄てるか、さあ、どうだ――と胸つきつけて言われたには、何とも返す言葉がなかった。
— 泉鏡花 『湯島の境内』 青空文庫
石橋山の御約束はもはや御忘れなされたかと、たびたび催促に及ぶといへども、四の五の云うて埓があかぬ。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
それも、墓地の幽霊などに対する恐怖ではなく、神社の杉木立で白衣の御神体に逢った時に感ずるかも知れないような、四の五の言わさぬ古代の荒々しい恐怖感でした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
四の五のなしとは結構な仰せ、私も手短く申しましょうならお辰様を売せたくなければ御相談。
— 幸田露伴 『風流仏』 青空文庫
万次郎が丸多を嚇かして取った二百両は、あとで総勘定をするという約束で、ひと先ず重兵衛が預かっていたんですが、丸多の主人が死んだ後にも、四の五の云って一文も出しません。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
第一、男と女と入りまじりの芝居をするのは不都合だというので、浅川の方から鳳閣寺の芝居小屋へ掛け合いを持ち込んだが、四の五の云って埓が明かない。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
「四の五の云うと面倒だから少し嚇かして来たから、相棒と一緒にきっと今夜来るに相違ねえ。
— 槍突き 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
「四の五の言わずにさっさと勉強しなさい!」と、母親の怒鳴り声が飛ぶ。
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四の五の理屈を並べる前に、まずは行動してみることが大切だ。
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彼はいつも四の五のと不満を漏らすが、結局は最後までやり遂げる性格だ。
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