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角出

ツノダシ異読 つのだし
名詞
1
標準
moorish idol (Zanclus cornutus)
文例 · 用例
朝の中は薄日が当っていても、午後になって欝陶しいつゆ空に変って、やがてビショビショと降り初めると、軽気球は折角出かけて行った私共の前で悲しくつぼんでしまうようなことさえ幾度かあった。
渡辺温 風船美人 青空文庫
」と今更のやうに氣が付くと、折角出掛かツた考が烟のやうにすうと消えて了ふ。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
されば日本に於ては、一の新しいジャーナリズムが興る毎に、折角出来かけた新文化は破壊されて、跡には再度鎖国日本の旧文化が、続々として菌のように繁殖する。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
「忘れまいぞえあのことを」「忘れまいぞえあのことを」お上人さまとて折角出来た此の御堂に、そりゃ常住おいでなさり度いのではあろうけれど、聴けばいろいろ御公事に就いての御奔走、それを欠いてまでわたし一人の為めにお待ちなさりょう筈もなし。
岡本かの子 取返し物語 青空文庫
そのうち結城紬の単物に、縞絽の羽織を着た、五十恰好の赤ら顔の男が、「どうです、皆さん、切角出してあるものですから」と云って、杯を手に取ると、方方から手が出て、杯を取る。
森鴎外 百物語 青空文庫
角出来かゝつて居るのに、……それに浜田の遊びと云へば写絵に定つて居る。
牧野信一 蘭丸の絵 青空文庫
今になつて批評的精神なぞと言ふのは、折角出て来た古い殻の中にあと戻りをして行くやうなものである。
田山録弥 批評的精神を難ず 青空文庫
この上妻君との間にはさまれたら、私は慌てたりあせつたりするばかりで、折角出来かゝつた塑像が台なしになつてしまふやうに、私の夢も姿も紙屑となつてしまふであらうと怕れはぢめた。
牧野信一 心象風景(続篇) 青空文庫
作例 · 標準
「サンゴ礁の間を、鮮やかな黄色の角出がゆったりと泳いでいる。」
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角出は背鰭が長く伸びていて、水槽の中でもひときわ目を引く存在だ。」
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「ダイビング中に角出の群れに遭遇し、思わずシャッターを切った。」
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