祖神
そしん異読 そじん
名詞
標準
ancestor worshipped as a deity
文例 · 用例
ここに山を愛し、山に冥通するがゆえに、山の祖神と呼ばるる翁があった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
山の祖神の翁は西国の山々へはほとんどこどもを間配り終り、その山々の神としての成長をも見届けた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
山の祖神の翁はその冥通の力をもって、これはこの山は物惜しみする中年女の山なのではあるまいかと察した。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
晩秋の夕の露気に亀縮んだ山の祖神の老翁は、せめてこのかがり火に近寄ってあたりたかったが、それは許されないことである。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
そうしたことには山の祖神として自分にわけも気持もあってしたことの解き開きを娘の神にとくと諾かして、根に持つ恨みを雪解の水に溶き流さすまではかの女の傍からは離れられない。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
これが大自然に対しては冥通自在を得た山の祖神ともいわれるものの心行かよ。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
それにつれて帳の奥の福慈岳の姿はいまや山の祖神の前に全積を示しかけて来た。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
祖神の翁は片唾を呑んだ。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
この古い神社では、地域の人々が代々祖神を崇拝している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼は、一族の繁栄を祈願し、遠い祖神に感謝の供え物を行った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
祖神への感謝の念を忘れず、子孫繁栄を願うのが古来からの習わしだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア
祖神(おやがみ、そじん、そしん)とは、ある氏族において、その先祖とされる神、あるいは神として祀った先祖の霊(祖霊)。 (おやがみ)個人の守り神。佐渡では鎮守神のことを指す。道祖神は「どうそじん、どうそしん」と読むが、この概念に近い。 (そじん・そしん)ある業種において、その始祖とされる神、あるいは守護神。例:薬祖神、料理祖神
出典: 祖神 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0