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廃祠

はいほこら
名詞
1
標準
文例 · 用例
主人公は驚いて家を逃れ出で諸所をさまよひ、松林に蔽はれた小山の上の廃祠に隠れ、こゝに自炊の生活をする(風景は作者が中学生の頃夜行遠足を試みた時に見た井の頭池の近傍である。
永井荷風 来訪者 青空文庫
渠一たび希臘廢祠の中に立たば、神來の興忽ち動きて、古のピンダロスを欺く詩を得るならん。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
午後八幡町の湯屋に行きしが休の札出したれば歸途垣根道の曲り行くに從ひ歩みを運ぶに、老榎古松欝然として林をなす處、一宇の廢祠あり。
永井荷風 荷風戰後日歴 第一 青空文庫
路傍の樹陰暗きところ廢祠あり。
永井荷風 荷風戰後日歴 第一 青空文庫