よそ事
よそごと
名詞
標準
another's affair
文例 · 用例
「じゃ、あたしも一つ食べてみようかしら」 とよそ事のようにいいながらそっと指尖を鉢に送って小さい截片を一つ撮み取って食べる。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
私、時々飛んでもないよそ事をふっと考え込んじまう癖があるのよ」と云っても規矩男はその事とばかり思い込んで、彼の許嫁に就いて語り出した。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
苺もそれで、花のうちはあんなにつつましいが、一度実を結ぶと、だんだん肥えて赤ら顔になり、よそ事ながら気恥かしくなるほど尻も大きく張って来るものだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
だが、首を切られた、という届け出も、首のない死体があったという届け出も、行くえ知れずの者さえも、およそ事件に関係のあるらしい殺傷ごとはなに一つなかったのです。
— 生首の進物 『右門捕物帖』 青空文庫
よそ事のように眺めて来た大破壊のあとが、今やありありと我が眼のまえに拡げられているではないか。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
ベルグソンはおよそ事物を考察するに二つの見方があると述べてゐる。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
よそ事としての同情なら続くはずもないかもしれない。
— 伊藤野枝 『転機』 青空文庫
最近、ある新聞の三面で、ある名妓のなれのはてが行き倒れていたと云う記事を読んだが、その時も私はよそ事とは思えず心が重くなった事である。
— 小出楢重 『油絵新技法』 青空文庫
作例 · 標準
隣の家の揉め事は、自分には関係ないよそ事だと思っていた。
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彼が苦しんでいるのに、それをよそ事のように見過ごすことはできない。
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会社の業績悪化は、もうよそ事では済まされない段階に来ている。
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