流し込み
ながしこみ
名詞
標準
文例 · 用例
「いいえ」 お母さまは、何事も無かったように、またひらりと一さじ、スウプをお口に流し込み、すましてお顔を横に向け、お勝手の窓の、満開の山桜に視線を送り、そうしてお顔を横に向けたまま、またひらりと一さじ、スウプを小さなお唇のあいだに滑り込ませた。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
マッキントッシュで書き、ハイパーカードのページにテキストを流し込み、一冊の本を作る。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
紙から画面への橋渡しとしてのDTP 一九九二(平成四)年七月号の『マックワールド』誌に載った原稿は、「マッキントッシュで書き、ハイパーカードのページにテキストを流し込み、一冊の本を作る。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
信念の統合処理としてのエキスパンドブック「マッキントッシュで書き、ハイパーカードのページにテキストを流し込み、一冊の本を作る。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
昨夜の殘り飯に熱い茶をかけて流し込み、漬菜を噛んだ。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
プロレタリアは「ブルジョア的怯懦」(〔la^chete' bourgeoise〕)のためにデカダンスに墮した人類の中へ新しい精氣を流し込み、世界を更新し得る新しい力である。
— 三木清 『唯物史観と現代の意識』 青空文庫
叩きはやはり松魚の叩きの通りで先日お教え申しましたが摺身はソーダ松魚の皮を剥いて身を取て俎板で叩いて擂鉢でよく摺て玉葱を山葵卸しで摺込んで塩と味淋で味を付けてまたよく摺って煮汁を加えてドロドロにして、別に鍋へ昆布出しの美味しい汁を拵えて今の松魚を流し込みます。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
それを二人で分けて食ひ、すき腹にビアを流し込み、あとは明日のことにしようとあきらめた。
— 野上豐一郎 『大戰脱出記』 青空文庫