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しだれ柳

しだれやなぎ異読 シダレヤナギ
名詞
1
標準
weeping willow (Salix babylonica)
文例 · 用例
打ち上げられた円筒は、迅速に旋転しながら昇って行ったが、開いたのを見ると、それは夜の花火によくあるような、傘形にあるいはしだれ柳のように空に天蓋を拡げるのであった。
寺田寅彦 雑記(2) 青空文庫
ふと見ると、途ばたのしだれ柳の下に雨蛙が一匹いて、枝に飛びつこうとしています。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
義雄は立つて行つて、おもて座敷の窓から、脊延びして、板壁越しにのぞくと、筋向うの道ばたに姿のいいしだれ柳が立ち並んでゐる。
放浪 泡鳴五部作 青空文庫
元禄頃の句に宝引のしだれ柳や君が袖      失名とあるは親が縄を持ちながら胴ふぐりを見せじとその手を袖の中に引つこめたる処を形容したるにや。
正岡子規 墨汁一滴 青空文庫
立寄つて碑面を読むと「わが死なば墓には植ゑよ、ひと本のしだれ柳を。
與謝野寛、與謝野晶子 巴里より 青空文庫
たちまち、大空いっぱいに、しだれ柳のごとく花開いた。
正岡容 圓朝花火 青空文庫
」 話声を背後に聞いて、藤吉は四、五間離れた河岸、しだれ柳の下へ出た。
無明の夜 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
置舞台の正面に、屋形舟が一隻、その右に、しだれ柳、黒幕の背景、右掛りに赤毛氈の床がしつらわれて、黒紋付姿の地方姐さん連が五人、見台に唄方が三人、三味線が二挺。
火野葦平 花と龍 青空文庫
作例 · 標準
池のほとりには、風にそよぐしだれ柳が涼やかな影を落としていた。
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