忠なる
ちゅうなる
連体詞
標準
devoted
文例 · 用例
ただ極端と極端とを対照する時に、「美」に専らなものと、「真」に忠なるがために狭義の美の境界線の内外に往還するものとの区別を認めて、後者を特に一団として考えるに過ぎないのである。
— 寺田寅彦 『漫画と科学』 青空文庫
復讐の同盟に加わることを避けて、先君の追福と陰徳とに余生を送った大野九郎兵衛は、不忠なる元禄武士の一人として浄瑠璃の作者にまで筆誅されてしまった。
— 岡本綺堂 『磯部の若葉』 青空文庫
老らくの齢にもめげず、健やかに、忠なる声の、何時もいつも、梵音妙に深くして、穏どかなるは、陣営の歩哨にたてる老兵の姿に似たり。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
喉太の古鐘きけば、その身こそうらやましけれ、老らくの齡にもめげず、健やかに、忠なる聲の、何時もいつも、梵音妙に深くして、穩どかなるは、陣營の歩哨にたてる老兵の姿に似たり。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
この不解を恐れて自己の良心に反くことはただに自己に不忠なるばかりでなく、世に対しても不忠になる。
— 新渡戸稲造 『自由の真髄』 青空文庫
此の如き不忠なる者には殺戮を加へ、その肉は自分一人にて飽食するといふことで、惡むこと甚しき意味を述べたものであらう。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
彼等は皆彼等の職に甚だ忠なる批評家である。
— 芥川龍之介 『大久保湖州』 青空文庫
実際僕が今こうしてこのことを書きながらも、僕自身が人を責めておりはせぬか、この文を草するよりは、むしろ退いて己れ、果たして忠なるか、己れ果たして孝なるかを考えるほうが筆取るよりも急務ではないかとまったく思わぬでもない。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
作例 · 標準
彼は**忠なる**家臣として、主君に生涯仕え続けた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
**忠なる**部下たちの支えがあったからこそ、そのプロジェクトは成功したのだ。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
その犬は、飼い主に**忠なる**心を持ち続けていた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash