起行
きぎょう
名詞
標準
文例 · 用例
蘭軒は此冬よりして漸く起行することが難渋になつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
嘗て茶山に「死なぬ疾」を報じたやうに、今又起行の期し難きを暁つたであらう。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」当時蘭軒の病候には消長があつて、時に或は起行を試みたことは、記載の徴すべきものがある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」 蘭軒は此の如く猶時々起行を試みた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
そして起行し得る毎に公事に服した。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
文化己巳は蘭軒の猶起行することを得た年である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
再び上つた比には、もはや起行することが出来ぬので、蒲伏して往反した。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
安政三年には孫が右脚の骨疽に罹つて、起行することの出来ぬ身となつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫