母性本能
ぼせいほんのう
名詞
標準
maternal instinct
文例 · 用例
というのも、小さな母性本能がすべての状況を察したからだった。
— RED BRIDAL 『赤い婚礼』 青空文庫
まだ仔を生まないシェパードだが、母性本能というのであろう、実にいたわり可愛がってくれるものだ。
— 秋田犬訪問記――秋田の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
慈悲深いこの行為は、ヴィクトリーヌに女性的な感情をいっぱいに溢れ出させ、また彼女に罪悪感なしに若い男の心臓を胸をどきどきさせながら、自身の心臓の上に肌身で感じ取らせたものだが、自分にそれを許すことの出来る幸せで、彼女の顔つきは何かしら母性本能の働きによって誇り高くなったように見えた。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
また若い英国外交官が傷ついて囚われの身になっていることを考えると、アイダの母性本能と感性に訴える何かがあった。
— A Secret Service 『諜報部』 青空文庫
アイダは抗しがたい衝動に駆られ、いまにも逃げ出したかったが、二階の病人を助けたい母性本能と興味とで思い留まった。
— A Secret Service 『諜報部』 青空文庫
同情と母性本能で胸が詰まり、ベッドに近づき、細くて冷たい手を、患者の熱い額に当てた。
— A Secret Service 『諜報部』 青空文庫
作例 · 標準
子供が生まれてから、彼女の中に強い母性本能が芽生えた。
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子猫を守ろうとする母猫の姿に、母性本能を感じた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は、困っている人を見ると放っておけない、まるで母性本能のような優しさを持っている。
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ウィキペディア
母性本能(ぼせいほんのう)とは、広義にはある種の生物の母親が種普遍的にもつ繁殖に関わる行動を引き起こす本能。狭義には未熟な状態で誕生し、一定年齢に達するまで保護者の養育なしに生存できない生物の雌親(母親)に見られる養育行動の反応および行動原理として存在するとみなされる本能のことである。
出典: 母性本能 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0