忠心
ちゅうしん
名詞
標準
文例 · 用例
さりながら飼鳥は良き遊戲にあらざるを、汝は心附かざりけむ、世に飼鳥を好む者、皆其不仁なるを知らざるなるべし、はじめよりしりぞけて用ゐざらむは然ることながら、さしては折角の志を無にして汝の忠心露れず、第一予がたしなみにならぬなり。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
乍併兼与大小神祇、乍恐同心合意候間、一切災害不加正直忠信之人祈願仕候間、其地吾一家に不限、知識正真忠心善意善行之者被災害事者決無之、一統莫有怖畏存候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
柏軒が京都にゐて江戸の嗣子徳安並に門人等に与へた書に、「兼与大小神祇乍恐同心合意候間、一切災害不加正直忠信之人祈願仕候間、其地吾一家に不限、知識正真、忠心善意善行之者、被災害事者決無之、(中略)唯一途に正真忠信に奉神奉先接人憐物関要に候」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
訳者解悟 アルトゥロ・グラアフ頼み入りし空なる幸の一つだにも、忠心ありて、 とまれるはなし。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
訳者 解悟 アルトゥロ・グラアフ頼み入りし空なる幸の一つだにも、忠心ありて、 とまれるはなし。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
譯者アルトゥロ・グラアフ解悟頼み入りし空なる幸の一つだにも、忠心ありて、 とまれるはなし。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
只忠心義気の者のみ永遠の福祉を受けん」「そうだ」と老人は厳かに云った。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
功名も望まず栄誉も願わず、遠祖橘諸兄公以来の、忠心義胆が血となり涙となって、皇家へ御奉公仕ろうと、そう決心したのであった。
— 国枝史郎 『赤坂城の謀略』 青空文庫