焼板
しょういた
名詞
標準
文例 · 用例
庫の下なる焼板にあまたとまれる赤とんぼしげをの君の肩にきぬ。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
つまるところあたしたちは竃のそばに置かれたパン種のようなもので、いつ焼板へ投げつけられるか知れたもんじゃないけど、いまのところはちょっと保合っているらしい。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
腰板の六尺もあらうと思ふものは杉の焼板、上は上製瓦に定紋を抜いてある。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
赤くなった壁や釘のささった焼板や、ガラスの溶けたのをよりわけてその後を畠にした。
— 久坂葉子 『灰色の記憶』 青空文庫
さうして白堊にしておくと、始終剥げたり落ちたりして、修繕が面倒だからと、後の方だけは一面に燒板を張つて了つた。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫