非法
ひほう
名詞
標準
文例 · 用例
謝端はやがて十七、八歳になったが、努めて恭謹の徳を守って、決して非法の事をしなかった。
— 捜神後記(六朝) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
群賊怪しんで捨て去られた屍を開き、妙光女魂既に亡たりといえども、容儀儼然活けるがごとく、妍華平生に異ならざるを覩、相いいて曰く、この女かくまで美艶にして、遠く覓むるも等類なしと、各々|染心を生じ、共に非法を行いおわって、礼金として五百金銭を屍の側において去った。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
その業力で以来五百生の内、常に五百金銭を与えて、彼女と非法を行うたと仏が説かれた。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
と見えており、また「安斎随筆」に引いてある「房総志科」に拠れば、望陀郡真里公村なる天寧山真如寺の門前の禁※の文にも、門前百姓、於二非法有一レ之者、可レ為二一銭切一事。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
と見えており、また「安斎随筆」に引いてある「房総志科」に拠れば、望陀郡真里公村なる天寧山真如寺の門前の禁※の文にも、門前百姓、於非法有之者、可為一銭切事。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
その理由を示さずに、ただわしだけに重い刑罰を課するのは非法ではないか。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
自然在留蕃商を優遇して、たとひ彼等に多少の犯則非法の行爲があつても、大抵は不問に看過した。
— 桑原隲藏 『蒲壽庚の事蹟』 青空文庫
非法に囚われたけれど、自分は法を犯してそれを逃れようとはしませんでした。
— 如法闇夜の巻 『大菩薩峠』 青空文庫