幻辞.com

乾麺麭

かんめんぽう
名詞
1
標準
hardtack
文例 · 用例
彼は、丘を登りしなに、必ず、パンか、乾麺麭か、砂糖かを新聞紙に包んで持っていた。
黒島伝治 渦巻ける烏の群 青空文庫
」 彼は乾麺麭を一袋握って、あとから追っかけた。
黒島伝治 渦巻ける烏の群 青空文庫
松木は息を切らし切らし女に追いつくと、空の洗面器の中へ乾麺麭の袋を放り込んだ。
黒島伝治 渦巻ける烏の群 青空文庫
彼等は、昼に、パンと乾麺麭をかじり、雪を食ってのどを湿した。
黒島伝治 渦巻ける烏の群 青空文庫
この三十五日間、絶えて変化のない一同の食糧だった乾麺麭と燻製の鰊を取り出して単調な朝の食事を始めた。
久生十蘭 地底獣国 青空文庫
が、それにしても、あまりに奇異な景観に、誰も彼も魂をうばわれ、乾麺麭を手に持ったまま、喰べることも忘れて、茫然と眺めいっていた。
久生十蘭 地底獣国 青空文庫
食糧としては米が七袋に玉蜀黍が十袋、ドラム缶一本の水と酒が二樽のほかに、海水に濡れた乾麺麭が一箱あったが、それはその日の午後のうちに無くなった。
久生十蘭 ノア 青空文庫
細目の協定が夕方までつづけられ、各個の安全が確実に保証される見込みのついたところで主計主任を呼び、六艘の舟艇に乾麺麭、飲料水、海図、磁石、綱具、その他、サン=ルイまでの航行に必要な物資を今夜のうちにこっそりと積み込むようにいいつけ、猶、配乗の機微は離船の直前まで厳秘することに申合せをした。
久生十蘭 海難記 青空文庫
作例 · 標準
航海士の古い日記には、長期間の航海で乾麺麭ばかりを食べ続けた苦労が記されていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
博物館に展示されていた乾麺麭は、まるで石のように硬く、本当に食べ物なのかと疑うほどだった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
兵士たちは、熱いスープに乾麺麭を浸し、柔らかくなったところを少しずつかじって空腹をしのいだ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro