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番太

ばんた
名詞
1
標準
watchman (implies low rank or burakumin status)
文例 · 用例
番太郎に云い付けて早速お届けはして置きましたが、まだ御検視が下りないので、うっかり手を着けることもできません。
お化け師匠 半七捕物帳 青空文庫
」 と云ふ、宗桂が歩のあしらひより、番太郎の桂馬の方が、豪さうに見える習で、お組は感心したらしかつた。
泉鏡太郎 片しぐれ 青空文庫
宗桂が歩のあしらひより、番太郎の桂馬の方が、豪さうに見える習であるから、お君は感心したらしかつた。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
二十九 子爵千破矢滝太郎は、今年が十九で、十一の時まで浅草|俵町の質屋の赤煉瓦と、屑屋の横窓との間の狭い路地を入った突当りの貧乏長家に育って、納豆を食い、水を飲み、夜はお稲荷さんの声を聞いて、番太の菓子を噛った江戸児である。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
玉輔はたぶん寄席へ来た客が、気分でも悪くなって風にあたっているのだろうと思って楽屋へ入ったが、何となく無鬼魅に感じたので、そこにいあわせた前座の者に話すと、「その坊さんなら、一番太鼓を入れた時に、客席の隅にしょんぼり坐ってましたよ」 と云った。
田中貢太郎 寄席の没落 青空文庫
それから一番太い手元の処を見るとちょいと細工がある。
幸田露伴 幻談 青空文庫
二 ここに、杢若がその怪しげなる蜘蛛の巣を拡げている、この鳥居の向うの隅、以前|医師の邸の裏門のあった処に、むかし番太郎と言って、町内の走り使人、斎、非時の振廻り、香奠がえしの配歩行き、秋の夜番、冬は雪|掻の手伝いなどした親仁が住んだ……半ば立腐りの長屋建て、掘立小屋という体なのが一棟ある。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
三 海、また湖へ、信心の投網を颯と打って、水に光るもの、輝くものの、仏像、名剣を得たと言っても、売れない前には、その日一日の日当がどうなった、米は両につき三升、というのだから、かくのごとき杢若が番太郎小屋にただぼうとして活きているだけでは、世の中が納まらぬ。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
作例 · 標準
昔の村には、夜回りをする番太がいて、住民の安全を守っていた。
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あの時代の番太は、身分の低い仕事とされていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は番太として、貧しいながらも誠実に職務を全うした。
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ウィキペディア

番太(ばんた)は、江戸時代に都市における夜警、浮浪者の取り締まりや拘引、牢獄・刑場などの雑用、処刑などに携わっていた人たちのことである。都市に設けられていた木戸に接した番小屋と呼ばれる粗末な家に住み、多くは非人身分であった。番太郎(ばんたろう)ともいう。

出典: 番太 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0