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食い出

くいで
名詞
1
標準
substantiality (of a meal)
文例 · 用例
そこもまた、屋台には違い無いのですが、奥が深く、土間にさまざまの腰掛けが並べられていて、それこそ、「お順につめる」と、十人くらいの客が楽に飲み食い出来たのです。
太宰治 女類 青空文庫
やがて三つ児まで、駄菓子のように食い出すよ。
岡本かの子 青空文庫
籃を取り巻いた連中は、サンドイッチを食い出した。
夏目漱石 三四郎 青空文庫
この語調は彼が官庁の飯を食い出してから二十余年の間に習得されたものであった。
平林初之輔 犠牲者 青空文庫
余はそれを食い出してから一瞬時も手を措かぬので、桑の老木が見える処へは横路でも何でもかまわず這入って行って貪られるだけ貪った。
正岡子規 くだもの 青空文庫
すると、その男は知らん顔をして、頭のうえで昨夜、従兄と食べた残りの菓子を食い出した。
水野葉舟 香油 青空文庫
その時の窮策でな、赤土一升を水一升で溶いてな、それを布の上に厚く敷いて、天日に曝して乾かしてから生麩の粉などを入れてな、それで団子を作って食ったものもあったぞ、それから松の枝を剥いで鯣のようにして食い出した者もあったぞ。
椰子林の巻 大菩薩峠 青空文庫
夕暮の食い出しを釣ると、まことに愉快である。
佐藤垢石 水垢を凝視す 青空文庫