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ガラス越し

ガラスごし
名詞
1
標準
through glass
文例 · 用例
この時再び家を動かして過ぎ去る風の行えをガラス越しに見送った時、何処とも知れず吹入った冷たい空気が膝頭から胸に浸み通るを覚えた。
寺田寅彦 青空文庫
眼瞼に蔽いかかって来る氷袋を直しながら、障子のガラス越しに小春の空を見る。
寺田寅彦 枯菊の影 青空文庫
茶の間の障子のガラス越しにのぞいて見ると、妻は鏡台の前へすわって解かした髪を握ってぱらりと下げ、櫛をつかっている。
寺田寅彦 どんぐり 青空文庫
ある時一人で行っていた時、庭のほうで子供の声がするのでガラス越しに見ると十三歳ぐらいをかしらに四五人の女の子が来て竹切れで雑草の中をつついている。
寺田寅彦 路傍の草 青空文庫
三 書店の二階の食堂で昼飯を食いながら、窓ガラス越しに秋晴れの空をながめていた。
寺田寅彦 LIBER STUDIORUM 青空文庫
烏の声と鶏の声とが遠くの方から引きしまった空気を渡ってガラス越しに聞こえてきた。
有島武郎 フランセスの顔 青空文庫
夜おそく、私は寢つかうとして雨戸のガラス越しに戸外を見た。
有島武郎 青空文庫
春夫さんは、この支那人が美代子さんを誘拐しているのじゃないのか知らんと思って、あたりを見まわしましたが、念のため横にある黒い箱にのぼって、その上にある小窓からガラス越しに中をのぞいて見ると、中は真っ暗で何も見えません。
夢野久作 クチマネ 青空文庫
作例 · 標準
カフェの中、温かい部屋から窓ガラス越しに雨を眺めていた。
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画家は、窓ガラス越しに見える街の風景を描いた。
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「あ、あそこに猫がいるよ!」「どこ?」「ほら、窓ガラス越しに見えるでしょ?」
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透明なカーテン越しに、かろうじて人の気配だけが感じられた。
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