思い出で
おもいでで
名詞
標準
文例 · 用例
この句の咏嘆しているものは、時間の遠い彼岸における、心の故郷に対する追懐であり、春の長閑な日和の中で、夢見心地に聴く子守唄の思い出である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
ただ、いやらしい思い出です。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
あまり不意なれば、茫然として立ったるに、ふと思い出でしは野衾の事なりき。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
いまは、すべてに思い当り、年少のその早合点が、いろいろ複雑に悲しく、けれども、私は、これを、けがらわしい思い出であるとは決して思わない。
— 太宰治 『デカダン抗議』 青空文庫
いや、その二つの思い出である。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
苦悩の年鑑太宰治-------------------------------------------------------【テキスト中に現れる記号について】:ルビ(例)狐|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号(例)明治天皇|崩御の時の思い出である。
— 太宰治 『苦悩の年鑑』 青空文庫
」 これは明治天皇|崩御の時の思い出である。
— 太宰治 『苦悩の年鑑』 青空文庫
しかしそんなこともみな苦しかった二週間ほどの間の思い出であった。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫