先んずる
さきんずる
動詞-ずる変動詞-自動詞
標準
to go before
文例 · 用例
先んじて後るゝ有り、後れて先んずる有り。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
勿論文辞に於ては寂心に一日の長があり、法悟に於ては源信に数歩の先んずるものが有ったろうが、源信もまた一乗要訣、往生要集等の著述少からず、寂心と同じように筆硯の業には心を寄せた人であった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
數歩を先んずるものは、直ちに後者の頭を踏まんとす。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
衆人の喜ぶ時に悲しめど彼等歎けば我も歎かる 一歩と云はず数歩と云はず世に先んずるものは皆さうであらう。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
断の一字あるのみ」「断の一字あるのみ」英雄|胸膈非無策当見、赫々邦家新「新七、うまいぞっ」「ちぇすとう」勿言大業機未到精神一発|起皇風況又大勢由人事宜将一死先群雄「然り然り、ただ一死を以て、天下に先んずるのだ」「まず、奸賊を倒して、吾が藩国を浄め、次に、王事に任じて、皇運の挽回に従うべし。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
一八九七年『炬火おくり』に先んずること四年、ロスタンの『シラノ・ド・ベルジュラック』が、ポルト・サン・マルタン座の舞台で、観客の熱狂的歓声裡に、空前絶後の成功を収めたことを忘れてはならない。
— 岸田國士 『仏国現代の劇作家』 青空文庫
しかしながら、彼の死後に残した業績をしらべてみると、現代の戯曲作家として、決して貧しい仕事でないばかりか、幾多の彼に先んずるものたちに比して、堂々一家の風をなしてゐることは、今更、何びとも承認せざるを得ないのである。
— 岸田國士 『田口竹男君のこと』 青空文庫
今日の各民族は略々斯様な状態にある故、一方に社会問題の解決に尽力しながら、他方には何所までも自然の征服に務め、物質的の文明を進めて、一歩でも、他の民族に先んずる様にと心掛けることが肝要であらう。
— 丘浅次郎 『自然の復讐』 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に一歩先んずる発想で、周囲を驚かせた。
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他社に先んずるには、現状維持ではいけない。
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情報を先んずることで、ビジネスチャンスを掴んだ。
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