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松の内

まつのうち
名詞
1
標準
New Year's Week (festivities)
文例 · 用例
寛い衣紋を辷るよう、一枚小袖の黒繻子の、黒いに目立つ襟白粉、薄いが顔にも化粧した……何の心ゆかしやら――よう似合うのに、朋輩が見たくても、松の内でないと見られなかった――潰島田の艶は失せぬが、鬢のほつれは是非も無い。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
と言つても、松の内だ。
泉鏡太郎 春着 青空文庫
松の内は大供小供入り乱れて、到るところに糸を手繰る。
岡本綺堂 思い出草 青空文庫
それから病みつきで、なんということか、明けて元旦から松の内の間一日も缺かさず、悲しいくらい入りびたりだった。
織田作之助 雪の夜 青空文庫
「それでも、初春の松の内を、血でお穢しなさるのはよろしくないと思いますが」「そうか、さらば十五日過ぎてからにする」 そう云うかと思うと主膳は小柄を脱いて起ちあがり、いきなりお菊の右の手首を掴んで縁側に出て、その手を縁側に押しつけて中指を斬り落した。
田中貢太郎 皿屋敷 青空文庫
それに松の内は銀座は早仕舞いで酒飲みなんかあまり出掛けないと思ったもんだから」 明子は言い訳をした。
岡本かの子 越年 青空文庫
年が明け、松の内も過ぎた。
織田作之助 夫婦善哉 青空文庫
私は、松の内の呑気な心持で新聞を見ますと、露国帝の最期に就いての、仏国の外相ビション氏の演説が載って居ました。
菊池寛 たちあな姫 青空文庫
作例 · 標準
松の内は、家族でゆっくり過ごすのが恒例となっている。
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松の内が過ぎて、ようやく日常生活に戻った気がする。
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まだ松の内なのに、デパートではもうバレンタインの飾り付けが始まっていた。
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