メルヘン
メルヘン
名詞頻度ランク #26032 · 青空 21 例
標準
fairy tale
文例 · 用例
一つのメルヘン秋の夜は、はるかの彼方に、小石ばかりの、河原があつて、それに陽は、さらさらとさらさらと射してゐるのでありました。
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
あの病気の人は(様々な種別もあるには違ひないが)すつかりメルヘンの王様や魔法使ひや大将軍に成り終せてゐるんだから、子供にとつたらこれ程愉快な相手はあるまい。
— 牧野信一 『気狂ひ師匠』 青空文庫
サンボリカルなものも、メルヘン風なものも、表現派風なものもすべてその中にこめて言つてゐるのである。
— 田山録弥 『私の考へてゐる事』 青空文庫
そんな恐れと、娘のふくよかな頬の魅力と、そして薄ら甘いメルヘン気分の陶酔とが、しばらくの間眼の先で火花を散らしてゐたが、「ぢや、ドリアンはこゝにおき放しにして行くわよ。
— 牧野信一 『ダイアナの馬』 青空文庫
僕のなかにメルヘンが涌く。
— 原民喜 『魔のひととき』 青空文庫
メルヘン……災厄と飢餓の季節の予感に虫たちは、みなそれぞれ食糧や宝物を地下に貯へた。
— 原民喜 『魔のひととき』 青空文庫
さうだ、虫けらのメルヘンなら、今も僕のゴム底靴の踵にくつついてゐる。
— 原民喜 『魔のひととき』 青空文庫
人間に性格があっては、過去の宝塚調は破れてしまうし、それは「人間の劇」になって、「宝塚の劇」というお行儀のよい中性的メルヘンでなくなってしまう。
— 宝塚女子占領軍――阪神の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の描く絵は、いつもメルヘンの世界から飛び出してきたようだ。
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子供の頃、眠る前に母にメルヘンの物語を読んでもらうのが好きだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この森には、まるでメルヘンのような不思議な魅力がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
メルヘン、メルヒェン は、ドイツで発生した散文による空想的な物語。非常に古くて重要な文学形式の一つであり、英語ではフェアリーテール 、フランス語ではコント と呼ばれるものに相当する。そのルーツを説話(おとぎ話)、口承文芸に持つフォルクスメルヘン (Volksmärchen)、民話、民間メルヘン)と、それらを元に創作したクンストメルヘン(Kunstmärchen、創作メルヘン、創作童話)がある。
出典: メルヘン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0