些とも
ちっとも
副詞頻度ランク #8579 · 青空 391 例
標準
(not) at all
文例 · 用例
」「否、些とも変らないね、相かわらず意気な人さ。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
其主人の默つてますうちは、私が鉦たゝきに五體を震はす時でした……尤も、坊主は、唯ぼんやりと鼠の腰法衣でぶら/\と前へ立ちますばかり、鉦は些とも鳴さなかつたつて事でした…… カン/\カン/\と、不意に目口へ打込まれるやうに響きました。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
が、つい近くは、近く、一昔前は矢張り前、道理に於て年を隔てない筈はないから、十から三十までとしても、其の間は言はずとも二十|年經つのに、最初逢つた時から幾歳を經ても、婦人二人は何時も違はぬ、顏容に年を取らず、些とも變らず、同一である。
— 泉鏡太郎 『霰ふる』 青空文庫
處が、少い御新造より、年とつた旦那團右衞門の方が、聊か煩惱と云ふくらゐ至極の猫好で、些とも構はないで、同じやうに黒よ、黒よ、と可愛がるので何時ともなしに飼猫と同樣に成つたと言ふ。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
「些とも小鳥が居ないやうだな。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
――何と、丑の刻の咒詛の女魔は、一本|歯の高下駄を穿くと言うに、些ともの足りぬ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
刻苦勉励、学問をも仕り、新しき神道を相学び、精進潔斎、朝夕の供物に、魂の切火打って、御前にかしずき奉る……媛神 私は些とも頼みはしません。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
私の形を見て、お心持が悪くなったなんぞって事は、些とも話しませんから、知ろう道理はないのです。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
作例 · 標準
彼の冗談は、ちっとも面白くなかった。
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「いくら言っても、彼女はちっとも聞いてくれないのよ。」
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昨夜は疲れていて、ちっとも眠れなかった。
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