老兄
ろうけい
名詞
標準
文例 · 用例
あまりの事に、その老兄も彼を責めた。
— 異聞総録・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
――ところが余の物は大概集りましたが、老兄も知らるゝ通り私達がこの国に入つて以来、私達は未だ一度も慈雨の恵みを享けてゐないぢやありませんか!
— 牧野信一 『毒気』 青空文庫
老兄の回生は全くわたくしの掌中に帰しました。
— 牧野信一 『毒気』 青空文庫
これで一粒の烏金丸と共に、老兄の命は再び吾々の手に帰しました。
— 牧野信一 『毒気』 青空文庫
是小弟長く浪遊して仕禄を求めず、半生労苦辞せざる所、老兄ハ小弟を愛するもの故、大略を述。
— 慶応二年十一月 溝淵広之丞あて 『手紙』 青空文庫
御別後、老兄の事を京の方に申遣し候よふ存候うち、別に愚存も相生じ、先、其まゝニ仕候。
— 慶応三年二月十四日 河田左久馬あて 『手紙』 青空文庫
上許を相初候時ハ、必や老兄が留守でハこまり候事故、私も薩の方へハ申不遣在之候。
— 慶応三年二月十四日 河田左久馬あて 『手紙』 青空文庫
四月六日龍伊藤九三老兄直柔足下
— 慶応三年四月六日 伊藤助太夫あて 『手紙』 青空文庫