粘液
ねんえき
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #44815 · 青空 137 例
標準
mucus
文例 · 用例
噛み破ると透明な粘液の糸を引く。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
それがほんとうの生身であり、生身から滴らす粘液がほんとうの苦しみからにじみ出たものである事は、君の詩が証明してゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
粘液質などという言葉が何かの啓示のように耳にひびく。
— 寺田寅彦 『笑い』 青空文庫
昨日の昼から何んにも食べない胃は、泡と粘液とをもどすばかりだつた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
見る見る中に胸部から腹部にかけての諸機關は個々に取除けられて、左胸部に肺癆の爲めに潰滅した肺の殘塊が咯啖樣の粘液に取りまかれて殘つてゐるのと、直腸部に填充した脱脂綿が所々血に汚れて、うねくつて露出してゐる外には何も殘らなかつた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
粘液質で、齒當りが甚だ好い。
— 木下杢太郎 『すかんぽ』 青空文庫
ちょうど頭山満氏が第一パイ目の飯を喰い終るか終らない頃、その茶屋の赤ん坊が、頭山満氏のお膳の上の副食物を眼がけて這いかかって来るうちに、すこしばかり立上ったと思うと、お膳の横に夥しい粘液を垂れ流し、その上に坐って泣き出した。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
それと見た茶屋の女房が、直ぐに走り上って来て、何かペチャクチャ云い訳をしながら、自分の前垂れを外して、その赤ん坊の尻を拭い上げて、その粘液の全部を前垂れにグシャグシャと包んで上り口から投げ棄てると、そのまま臭気芬々たる右手を頭山満氏の前に差出した。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
作例 · 標準
鼻水は粘液の一種だ。
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カタツムリは移動する際に粘液を分泌する。
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胃の粘液は、胃壁を保護する役割がある。
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