燃え移る
もえうつる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to spread (of fire)
文例 · 用例
「石油が待てしばしもなく、※と燃え移るから起るのであります。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
その箱も大部分壊れてしまっていたが、その中には小さな電池、銅線、火薬、弾丸をつめた瓦斯管があって、箱の蓋を開くなり、電流が通じて火花を発し、火薬に燃え移るという仕掛けであることがわかった。
— 小酒井不木 『恐ろしき贈物』 青空文庫
八十助は焔が手足をいぶらせ焔が毛髪にメラメラ燃え移る場面を想像した。
— 海野十三 『火葬国風景』 青空文庫
そして、新たに燃え移るたびに、火焔は、群がったやじうまたちの顔を鬼のように、紅く染めるのでありました。
— 小川未明 『火事』 青空文庫
椰子や護謨の樹に燃え移る焔が樹油にパチパチ刎ねる音や、燃え崩れる小屋の地響きや、敵方の上げる閧の声が、千古斧を入れない森林の夜を戦場のように掻き立てる。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
もし、一筋の糸が張ってあり、それを伝って一つの花火が突進し、それを導火にして、一番下の竹筒が火を吹きはじめ、あとは次第に上に燃え移るように口火がつながっており、それに最上端の花火が廻転する仕掛にでもなっていれば、それは彼らの工夫としては、最上のものであった。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
それを上段の蒲団の上にのせ、さらに、戸納の天床の板を外して斜めにし、その板から天床へ燃え移るようにした。
— 山本周五郎 『日日平安』 青空文庫
漆喰の天井、厚い壁、固い南洋材の床、急に燃え移るものは何もなかったが、そのまま放って置くわけには行かぬ。
— 江戸川乱歩 『偉大なる夢』 青空文庫
作例 · 標準
隣の空き地での焚き火の火が、乾燥した枯れ草に燃え移ってしまった。
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コンロの火がカーテンに燃え移らないよう、十分に注意してください。
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隣家から出火した火が、強風にあおられて次々と燃え移っていった。
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