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都風

みやこふう
名詞
1
標準
city style
文例 · 用例
宮子は二十二の歳に、女専を卒業すると西洞院の骨董商へ嫁いだが、生れつき我儘なのと、新しい教育を受けていたために、古い因習の殻に閉じこもっている余りにも京都風の家風にいたたまれず、一年たたぬうちに、到頭婚家を飛び出して、実兄の小郷虎吉の下鴨の家へ、出戻り娘となって転がり込んだのである。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
所が此小坊主がどうしたとか、こうしたとか云うよりも祇園の茶屋で歌をうたったり、酒を飲んだり、仲居が緋の前垂を掛けて居たり、舞子が京都風に帯を結んで居たりするのが眼につく。
夏目漱石 高浜虚子著『鶏頭』序 青空文庫
H屋は京都を本店にし、東京を支店にし、そのまた支店で別荘のような料亭を鎌倉に建てたのであったが商売不振の為め今年は母屋を交ぜた三棟四棟を避暑客の貸間に当て、京都風の手軽料理で、若主人夫婦がその賄に当ろうと云うのであった。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
舞踏会や音楽会へも少し都風が分って来たら連て行ましょ。
幸田露伴 風流仏 青空文庫
扨こそ子爵が詞通り、思想も発達せぬ生若い者の感情、都風の軽薄に流れて変りしに相違なきかと頻に迷い沈みけるが思いかねてや一声|烈しく、今ぞ知たり移ろい易き女心、我を侯爵に見替て、汝一人の栄華を誇る、情なき仰せ、此辰が。
幸田露伴 風流仏 青空文庫
かういふ何の物音もなく眠つた街に、住む人は因循で、ただ柔順しく僅に Gonshan(良家の娘、方言)のあの情の深さうな、そして流暢な軟かみのある語韻の九州には珍しいほど京都風なのに阿蘭陀訛の熔け込んだ夕暮のささやきばかりがなつかしい。
北原白秋 水郷柳河 青空文庫
常に都風たる事を好んで、過活心がないので、家の者は学者か僧侶かにするつもりで、新宮の神奴安部弓麿の許へ通わしてあった。
雷峯怪蹟 蛇性の婬 青空文庫
「其は恁うぢやよ、一月の余も前ぢやわいの、何ともつひぞ見たことのない、都風俗の、少い美しい嬢様が、唯た一人景色を見い/\、此の野へござつて私が処へ休ましやつたが、此の奥にの、何とも名の知れぬ古い社がござるわいの、其処へお参詣に行くといはつしやる。
泉鏡花 二世の契 青空文庫
作例 · 標準
彼女の洗練された都風のファッションは、いつも注目を集める。
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このカフェは、モダンな都風のインテリアで統一されている。
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彼は都風のスマートな振る舞いで、周囲を魅了した。
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