グラート
グラート
名詞
標準
knife ridge
文例 · 用例
穴のなかに敷いてある偃松の枯葉の上に横になって岩の庇の間から前穂高の頂や屏風岩のグラートとカールの大きな雪面とを眺めることが出来る。
— 大島亮吉 『涸沢の岩小屋のある夜のこと』 青空文庫
眼のまえの屏風岩のギザギザした鋸歯のようなグラートのうえにはまだ、夕雲はかがやかに彩られていた。
— 大島亮吉 『涸沢の岩小屋のある夜のこと』 青空文庫
北側はアイガー・グレッチャーの上にのしかかった直立のワントで、右にアイガーがギザギザに割れたグラートに連いて低く且つ小さい。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
北岸はハルデルからロートホルンにつづくリーデグラート Riedegrat で、まともにうけた朝の日に、眼もくらむばかりに光っている。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
崖路を登りに登って、木立が尽きると、雲は深いが、左はメッテンベルクの頂らしい、岩の崩れに雪の積った急な崖が、雲から逆落しに、細径の上に覆いかぶさって、右はクレヴァースの多い、アイスメーヤのすぐ向うに、雪も氷もはじき飛ばした、アイガーグラート Eigergrat が屹えている。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
私達は知らず知らず、小山の頂まで来た、宿はもう急な斜面に遮ぎられて、眼下にはアイスメーヤのひび割れた氷河と、そのすぐ向う側に、私達が登れば登るほど、高く高くせり出して行く、アイガーグラートの岩角を見るばかりである。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
晴れてはいるらしいが、狭い窓の向うは、鼻がつかえるようなアイガーグラートの絶壁で、南へ入り込んだアイスメーヤに面したここは、朝日をグェヒテンの連峰に遮ぎられておるから、夜はとうに明け放れても、日の光りを見ることは出来ない。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
南の空を限るフィーシェルグラートは、朝日を一杯に受けて、蒼空に屹とぬけ出している。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
作例 · 標準
登山道には鋭利なグラートが続いており、慎重に進む必要があった。
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氷河のグラートを越えるには、特別な装備と技術が求められる。
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山の稜線に沿って続くグラートは、その壮大さで見る者を圧倒する。
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ウィキペディア曖昧さ回避
グラート Grat - ドイツ語で「痩せ尾根」。 Grad - ドイツ語で「度」。温度・角度などの単位、程度、等級など。 град/grad - ロシア語・ブルガリア語で「都市・町」。他のスラブ語ではグラードなどと発音される。 град/grad - ロシア語・ブルガリア語で「雹」。 BM-21 (9K51) グラート - ソ連のロケット砲。 グラート (不動産会社) - 大阪府吹田市に本社を置く不動産会社。
出典: グラート — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0