己と
おのれと
副詞
標準
all by itself
文例 · 用例
「自己以外のものと争ふことは修辞を作り、自己と争ふことは詩を作る」(三六・一〇・五)
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
媚態とは、一元的の自己が自己に対して異性を措定し、自己と異性との間に可能的関係を構成する二元的態度である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
いわゆる高等感覚は遠官として発達し、物と自己とを分離して、物を客観的に自己に対立させる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
自己と天然と真剣に取組み合わなければ駄目だと思う。
— 寺田寅彦 『二科会展覧会雑感』 青空文庫
昔は天然と絵具だけで出来た無意義な絵が多かったが、近頃は反対に自己と絵具だけの空虚な絵が多くなった。
— 寺田寅彦 『二科会展覧会雑感』 青空文庫
僕は室生君に對して、自己と容れない人生觀を爭ひ、あくまでその抗議を提出したけれども、かりにもあの文章をよんだものは、その精神が親友に對する熱愛に充ちてることを知る筈だ。
— 萩原朔太郎 『常識家の非常識』 青空文庫
夢遊病にかかつた人は、自己の行爲に對して記憶を持たず、病氣が治つた後で、その過去の生活と、その半身の自己とをすつかり忘れてしまつてる。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
いつまで立つてもお前と己とは年が寄らないなあ。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
作例 · 標準
例句