海楼
かいろう
名詞
標準
文例 · 用例
とかくする内に「海楼に別れを惜む月夜かな」と出来た。
— 正岡子規 『句合の月』 青空文庫
海楼が利かぬと思えば利かぬ。
— 正岡子規 『句合の月』 青空文庫
山海楼という大きい支那料理やが出来ていました。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
はじめに市街の諸店を通覧し、つぎに五百羅漢、道教寺院、仏教寺院、陳氏祖廟、富豪墓所等を一巡し、丘上なる鎮海楼(五層楼)上にのぼりて休憩し、小餐を喫す。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
赤羽橋の橋づめに網を張ったのが図にあたって駕籠をすえると間もなく大店のご隠居のようなのが、大急ぎで品川の『観海楼』まで。
— 両国の大鯨 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
観海楼へ送りこむと、また赤羽橋まで取って返す。
— 両国の大鯨 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
いかなごにまづ箸おろし母恋し五月十二日 紀州和歌浦、望海楼。
— 高浜虚子 『六百句』 青空文庫
夕べ新地の四海楼を訪ふ長崎の港の岸に浮かばしめしドイツ潜航艇にわれ出入りつ四海楼に陳玉といふをとめ居りよくよく今日も見つつかへり来九月二十五日 古賀、武藤二氏とともに猶太殿堂を訪ふ。
— 斎藤茂吉 『つゆじも』 青空文庫