蓄妻
蓄妻
名詞
標準
文例 · 用例
三十一歳までの清浄身を、擲って、現在の僧侶にいわせれば、汚濁の海、罪業の谷ともいうであろう、蓄妻※肉の徒になろうという意志を固めているのだ。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
蓄妻|※肉は、堕獄の罪にひとしい掟になっていることを」「では、東大寺の明一和尚はいかがですか、元興寺の慈法和尚は堕落僧でございましょうか。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
「愚衲熟肉蓄妻の弊事浸入せしより、清浄の練者は変じて汚穢の醜場と成り、僧侶活溌勇進の気風は、忽ち怠惰|侈靡の姿と化し、爽快なる禅機腐敗して、慷慨悲憤の丈夫心を失」うと云うのが、洪川老師の痛大息して堪えざるところなのである。
— 鈴木大拙 『洪川禅師のことども』 青空文庫
僧侶の※肉蓄妻が現今のように日常事となってしまったのは、固より彼等が自家の使命に対する自覚のないところから出るのであるが、また一般社会の僧侶と云うものに対する考え方の変化にも由るのである。
— 鈴木大拙 『洪川禅師のことども』 青空文庫