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泣血

きゅうけつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
泣血拝具明治三十八年十一月十七日稿前記歎願に就てハ同志多数、今や村中混乱せるの時ニ当り多数の村民出でゝ歎願するの余裕なく僅に一名辛ふじて急馳此事に及べり。
田中正造 非常歎願書 青空文庫
若し違ふことあらば、必天罰を被らむ……左大臣蘇我赤兄臣等手に香炉を執りて、次に随うて起ち、泣血し誓盟して曰はく、臣等五人殿下に随ひて天皇の詔を奉く。
折口信夫 「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ 青空文庫
労資一丸となつて「生」を愉しむ江戸民族の主張を現世に実践されむと多年泣血砕心してゐられる久良伎翁にサボタージュ呪咀のこの句が生れたは当然だらう。
正岡容 大正東京錦絵 青空文庫
あわれ年少未熟の日の、八十八|阪九十九折、木の根|岩角躓き倒れ、傷つきてはまた起ち上がり、起ち上がりてはまた傷つき、倦まず弛まず泣血辛酸、かくして玉の緒も絶え絶えに、出世の大本城へは辿り着きしものなるべし。
正岡容 小説 圓朝 青空文庫
ほんとうの芸の名人はいくら泣血の苦心をした時も汗一つかいた様子を見せないところにあるというじゃないか、春らしい噺もしやがらないで。
正岡容 寄席行燈 青空文庫
人麿が、妻が死んだ後泣血哀慟して作つた長歌、(巻、二二〇七、二一〇、二一三)のはじめの歌に、『軽の路は吾妹子が里にしあれば、……吾妹子が止まず出で見し軽の市に』とあるので、仮に人麿考の著者に従つてかく仮名した。
斎藤茂吉 人麿の妻 青空文庫
妻死之後泣血哀慟作歌者別妻。
斎藤茂吉 人麿の妻 青空文庫
頑児|矩方、泣血再拝して、家厳君、玉叔父、家大兄の膝下に白す。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫