接ぎ穂
つぎほ異読 つぎぼ
名詞
標準
scion
文例 · 用例
そこでそのとき上手な植木屋に命じて、その一本の親木から接ぎ穂を採って用意せる砧木に接がせてみた。
— 牧野富太郎 『寒桜の話』 青空文庫
どうにも、話の、つぎほが無かった。
— 太宰治 『愛と美について』 青空文庫
二人はつぎほがないのですごすごとそこを出たが、二人の裏門を入る姿をまざまざと見ている岩本は、どうも腑に落ちないので、門の左側になった裏門らしい処へ往ってみた。
— 田中貢太郎 『水魔』 青空文庫
女も言葉のつぎほを失つてしまつた。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
僕はまた授業のつぎほを見つけてゆく。
— 原民喜 『魔のひととき』 青空文庫
平生よりもものをお言いにならず黙っておしまいになったのを見て、小侍従はつぎほのない気がしたし、この上しいて申し上げてよいことでもなかったから、そっと手紙を持って行った。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
それも然し、言葉のつぎほや沈黙のあいまの、ごく暫しの間のことで、拭うように消えてしまうのだ。
— 豊島与志雄 『祭りの夜』 青空文庫
」 話のつぎほがなかった。
— 豊島与志雄 『裸木』 青空文庫
作例 · 標準
果樹の品種改良のため、珍しい品種の接ぎ穂を取り寄せました。
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庭師は、バラの木に新しい品種の接ぎ穂を丁寧に取り付けていました。
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園芸店で、このリンゴの木に合う接ぎ穂を探しています。
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標準
opportunity to continue a conversation
作例 · 標準
話が途切れたところで、彼女は「ところで、あの件だけど…」と上手く接ぎ穂を見つけた。
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会議で沈黙が流れた時、上司が「では、次の議題に移りましょうか」と巧みに接ぎ穂を打った。
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「ああ、そういえば!」と、彼は気まずい沈黙を破るための絶好の接ぎ穂を見つけた。
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