形姿
なりすがた
名詞
標準
appearance
文例 · 用例
その故に、この世のありとあらゆる形姿は、制限した時間のうちで使用すべきであり、かつ、出來るかぎり、それを立派な意義に高めて使用すべきであります。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『ドゥイノ悲歌』 青空文庫
(むしろイスラム教の天使の形姿に近いと云へるかも知れません。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『ドゥイノ悲歌』 青空文庫
たった今の剣の光を見たわけですが、太夫さん程の腕がありゃ、どんな夜道も安心だとはいうものの、そのしおらしい女形姿を、夜更けの一人歩きは考えもの。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
「何だい、それは」「こっちが紙屑籠、こっちが洋灯の台」「そんなハイカラな形姿をして、大きな紙屑籠なんぞを提げてるから妙なんだよ」「妙でも仕方がない、頼まれものだから」「頼まれて妙になるのは感心だ。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
お婆さんが茶を売って居る処へ三人連で浴衣に兵子帯の形姿で這入ろうとすると、何を思ったか掛茶屋の方を見て、車夫の峯松が石坂をトン/\駈下りました。
— 三遊亭圓朝 『霧陰伊香保湯煙』 青空文庫
是に神壮夫ありて、その形姿威儀時に比なきが、夜半の時に倏忽に来つ。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
是に神壮夫ありて其|形姿容儀世に比い無きが、さ夜なかに、忽ちに来つ。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
御前はそんな形姿で地体どこへ、行ったのぞいと聴くと、今|芹摘みに行った戻りじゃ、和尚さん少しやろうかと云うて、いきなりわしの袂へ泥だらけの芹を押し込んで、ハハハハハ」「どうも、……」と老人は苦笑いをしたが、急に立って「実はこれを御覧に入れるつもりで」と話をまた道具の方へそらした。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
作例 · 標準
霧の中から現れたその形姿は、まるで伝説の龍のようであった。
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彼女の凛とした形姿に、会場中の視線が一瞬で釘付けになった。
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歴史ある建築物の美しい形姿を、そのままの状態で後世に伝えていきたい。
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