忠烈
ちゅうれつ
名詞
標準
unswerving loyalty
文例 · 用例
其の書の体たるや、水滸伝平妖伝等に同じと雖も、立言の旨は、綱常を扶植し、忠烈を顕揚するに在りというを以て、南安の郡守|陳香泉の序、江西の廉使劉在園の評、江西の学使|楊念亭の論、広州の太守|葉南田の跋を得て世に行わる。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
ああ、我が民族の清明心、正大、忠烈、武勇、風雅、廉潔の諸徳。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
元宗の子の忠烈王は早く蒙古に質となり、殊に元の世祖|忽必烈の女、忽都魯掲里迷失(Khutlgaimish)公主をその妃に迎へた關係から、早く辮髮・胡服して得意滿面であつた(17)。
— 桑原隲藏 『支那人辮髮の歴史』 青空文庫
よりて茲に本官は戦死認定通知書を送付し、その忠烈に対し深厚なる敬意を表するものなり。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
白石の意見は、浪士を忠烈の士として承認するとともに、彼等にもし生存を全うさせてゐたとしたら、長い生涯のあひだには、女に失敗するやつも出てくるだらうし、金に窮して泥棒を働く男が出ないともかぎらぬ。
— ――忠臣藏は何故流行するか―― 『生きている忠臣藏』 青空文庫
楠公一族が、忠烈な碧血をもって苔と咲かせた摂河泉の石を、湊川まで運ばせて、大きな碑を建てよう――という計画であるらしく窺われた。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
たとえ忠烈な二千の三河武士を血草のなかに捨てる気でも、敵の鷲津と丸根の要砦が、大高への道を抑えている以上、脚の重い輜重馬を千余駄も曳いて通ることは、絶対にできない業であった。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
――瞑せよ、忠烈なる亡魂ども、そちたちの鮮血を、あだにはせぬぞ。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
彼の主君への忠烈な心は、家臣たちの模範となった。
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その武士は、生涯を通じて忠烈を貫いた。
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物語には、困難な状況下でも忠烈を守り抜いた英雄が描かれている。
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