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名詞
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標準
文例 · 用例
しるべの燈火かげゆれて、廊下の闇に恐ろしきをれし我家の何とも思はず、侍女下婢が夢の最中に奧さま書生の部屋へとおはしぬ。
樋口一葉 われから 青空文庫
ガラスだのベルだのコップだのは生活上の必要から言れてもうすっかり落ついてしまったではないか。
九鬼周造 外来語所感 青空文庫
何故かというに、俳句の一般的特色として考えられる、あの枯淡とか、寂びとか、風流とかいう心境が、僕には甚だ遠いものであり、趣味的にも気質的にも、容易に染めなかったからである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
そして實際にもその通り、日本で詩人と呼ばれる連中は、過去に於ても現在に於ても、どこか他の一般文學者とちがつたところがあり、何かしら日本の風土習俗に染まないところの、妙に周圍と調和しないエトランゼのやうな風貌がある。
萩原朔太郎 詩に告別した室生犀星君へ 青空文庫
損をすることにはれてゐる。
中原中也 亡弟 青空文庫
詩人の性向の新奇と古風とを問はず、まづはその「道」にれなければならぬ。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
彼が這入つた時、教師達は誰も話をしてはゐなかつたが、それと知ると其処にゐた全部の者は一斉に、不れな人間に対する心意気のない、畏敬の表情を作つて差向けてゐた。
中原中也 校長 青空文庫
依つて本校の創立趣旨を出来る限り屡々生徒に聞かせ、又編入者に対しては速かに本校の空気にれしめるやう努めて戴かんければならないと考へられるのである」 彼は、「私は考へるのである」とか、「私は思ふのである」とかを、成可く交互に使はうと苦心した。
中原中也 校長 青空文庫