杓子
しゃくし
名詞
標準
bamboo ladle
文例 · 用例
さうして眞黒の群衆が、何十萬とも數知れずに押し合ひながら、お玉杓子のやうに行列して居る。
— 萩原朔太郎 『悲しい新宿』 青空文庫
犬つころの悪魔の杓子野郎が、と彼女はわめいた。
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
「悪魔の杓子野郎つたら、逃がしはしないから!
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
杓子野郎は振返つてみるとこの有様なので、――ここぞとばかり彼は思つて、直ちに跳んで返した。
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
あなたはあの杓子の牡兎にお遇ひなりはしませんでしたか?
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
とにかく、見る眼の相違で同じものの長短遠近がいろいろになったり、二本の棒切れのどちらが定規でどちらが杓子だか分らなくなったりするためにこの世の中に喧嘩が絶えない。
— 寺田寅彦 『観点と距離』 青空文庫
5 日本の麻雀も近頃は少々猫も杓子もの感じになつてしまつたが、僅か四五|年ほどの間にこれほど隆盛を見た勝負事はあるまいし、またこれほど組織立つて麻雀を社會化したのも日本だけではあるまいか?
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
それに金米糖の心核となるべき芥子粒を入れて杓子で攪拌し、しゃくい上げしゃくい上げしていると自然にああいう形にできあがるのだそうである。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
作例 · 標準
お味噌汁をよそるために、大きな杓子を使った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この古民家では、昔ながらの木製の杓子が大切に使われている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
熱い鍋から具材を取り出す際、彼は慣れた手つきで杓子を操った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash