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叢雲

むらくも異読 そううん
名詞多音語
1
標準
gathering clouds
文例 · 用例
陽もやがて疲れて、叢雲の血煙を自分の身にも受けて燃え爛れた銅のやうになつた。
有島武郎 潮霧 青空文庫
円かなる望月ながら、生蒼く隈する月の飛び雲の叢雲が間、ふと洩れて時をり急に明るかと思ふ時なり。
北原白秋 観相の秋 青空文庫
円かなる望月ながら生蒼く隈する月の飛び雲の叢雲が間、ふと洩れて時をり急に明るかと思ふ時なり。
――長歌体詩篇二十一―― 観想の時 青空文庫
凄じい風に押されて、彼方に一団此方に一団とかたまった電光を含む叢雲が、揺れ動き崩れかかる、その隙間にちらり、ちらりヴィンダーブラの大三叉を握った姿、ミーダの鞭を振る姿、カラがおどろにふり乱した髪を吹きなびかせて怒号する姿、黒い影絵のように見える。
宮本百合子 対話 青空文庫
見れば空一面に、すっかり叢雲がたちこめて、埃っぽい駅路は大粒の雨滴に叩かれていた。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
その山顛で駒が足を停めると、騎士はひときは深い眠りに沈んだが、見る見る叢雲が降りて彼の姿をつつんでしまつた。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 後篇 青空文庫
と、叢雲がぱつと吹き払はれて、彼の目の前には、くだんの騎士が、いとも荘重に姿を現はした……。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 後篇 青空文庫
しばしありて見ればまたその人は欄干に倚り仰いで明月は看ずして水のみ見入れるは、もしくは我が疑われたる投身の人か、我未ださる者を救いたる事なし、面白き事こそ起りたれと折しもかかる叢雲に月の光りのうすれたるを幸い、足音を忍びて近づきて見れば男ならで女なり。
饗庭篁村 良夜 青空文庫
作例 · 標準
月が叢雲に隠れた瞬間、周囲は一気に深い闇に包まれた。
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不気味に広がる叢雲を見て、間もなく激しい雨が降ることを確信した。
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叢雲の隙間から、一筋の光が海面に向かって降り注いでいる。
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ウィキペディア曖昧さ回避

叢雲(むらくも) 雲の名前 群がり集まった雲のこと。 高積雲の通称。 大日本帝国海軍の駆逐艦 東雲型駆逐艦「叢雲」 - 1899年進水、1921年除籍。 吹雪型駆逐艦「叢雲」 - 1928年命名、1942年戦没。

関連項目
出典: 叢雲 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0