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間夫

まぶ
名詞
1
標準
(male) lover (esp. of a prostitute)
文例 · 用例
其奴の間夫だか、田楽だか、頤髯の凄まじい赤ら顔の五十男が、時々長火鉢の前に大胡坐で、右の叔母さんと対向になると、茶棚|傍の柱の下に、櫛巻の姉さんが、棒縞のおさすり着もの、黒繻子の腹合せで、襟へ突込んだ懐手、婀娜にしょんぼりと坐っているのが毎度と聞く。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
手切話しに、家を分けて、間夫をたてひく三度の勤めに、消え際がまた栄えた、おなじ屋号の御神燈を掛けたのが、すなわちこの露地で、稲葉屋の前がそれである。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
お若と云うのは、一輪の冬牡丹を凩に咲かす間もなく、その家で煩いついて、いわゆる労症の、果はどっと寝て、枕も上らないようになると、件の間夫の妹と称する、いずくんぞ知らん品川の女郎上り。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
この汐見橋を、廓へ出入るために架けた水郷の大門口ぐらゐな心得だから、一段低く、此處へ下りるのは、妓屋の裏階子を下りて、間夫の忍ぶ隱れ場所のやうな氣がしたさうである。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
例の通りに白壁のように塗り立てた夫人とクッつき合って、傍若無人に大きな口を開いてノベツに笑っていたが、その間夫人は沼南の肩を叩いたり膝を揺ったりして不行儀を極めているので、衆人の視線は自然と沼南夫妻に集中して高座よりは沼南夫妻のイチャツキの方に気を取られた。
内田魯庵 三十年前の島田沼南 青空文庫
私が心をうごかされたのは、その久美子さんの聰い観察力をもってしても、父である本間氏と母である本間夫人との間に交わされた前述の短い会話のやりとりの間に、如何に深刻な新しい歴史の担い手の社会的内容が暗示されているかを見やぶっておられない事実である。
――家族円卓会議について―― 短い感想 青空文庫
久美子さんが職業に突きすすみ切れずにいることに対し、本間夫人がその原因を久美子さんの性質にあるという意見を示しておられると思うが、私はこの点をも、興味ふかく感じて読んだ。
――家族円卓会議について―― 短い感想 青空文庫
御承知かも知れませんが、あの事件からずっと風間夫人、すま子と言います、それを私が引きとって世話をしています。
海野十三 空中墳墓 青空文庫
作例 · 標準
その物語では、主人公の妻には隠された間夫がいた。
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